潰瘍性大腸炎の本当に正しい食事とは?

「潰瘍性大腸炎を発症し、どんな食事を摂取すればいいのかわからない…」

「低残渣食や潰瘍性大腸炎のガイドラインの食事をすればいいの?」

潰瘍性大腸炎に発症されると一番最初に悩むのが、食事ではないでしょうか?

大腸に炎症が起きており、出血や潰瘍が発生しているため、なるべく刺激がない食事を摂取した方がよいとされているけど、どんなものを食べればよいのでしょうか。

さらに、私は自身の経験から潰瘍性大腸炎で推奨されている「低残渣食」が本当にベストな食事なのか?疑問にも思っています。

そんな今回は、潰瘍性大腸炎の方が摂取すべき、本当に正しい食事について考えていこうと思います。

【動画解説】潰瘍性大腸炎の本当に正しい食事とは?

動画で潰瘍性大腸炎の正しい食事の要点についてまとめていますので、ぜひご覧ください。

 

潰瘍性大腸炎の食事は「低残渣食」が推奨されている

 

潰瘍性大腸炎を発症し、ほとんどの方が病院に行き、先生に治療・診断してもらうと思いますが、その際に普段の食事についても、お話しされることでしょう。

その時に、勧められる潰瘍性大腸炎の食事は高エネルギー・高たんぱくかつ”低残渣”の食事です。

内容としては、しっかりとエネルギーを摂取するために、ご飯やパンなどの炭水化物を摂取し、白身魚や豆腐、鶏ささみなどの高たんぱくを意識し、かつ低残渣、食物繊維を摂取を控える、又は繊維質を柔らかくして調理し摂取するというのが、現在の病院で指導されている潰瘍性大腸炎の食事指導です。

潰瘍性大腸炎を患い、入院した経験を持つ方なら知っていると思いますが、潰瘍性大腸炎の入院食は他の入院患者さんの食事とは異なった特別なものが出ます。

絶食から、重湯になり、三分粥・五分粥・七分粥・全粥、そして白米。

おかずに出る野菜は、クタクタに煮られている野菜、煮魚などがメインに出ます。

これがまさに、高エネルギー、高たんぱくかつ低残渣の食事であり、潰瘍性大腸炎に適していると言われております。

しかし、私がここで言いたいのは、この「低残渣食」という潰瘍性大腸炎の食事指導は、あくまでも「腸を刺激しない」「出血を抑える」という目的であり、「腸内環境改善」を目的としていないことなのです。

 

現在の潰瘍性大腸炎の食事指導の問題点

前述でお話しさせていただきましたが、潰瘍性大腸炎の食事指導の問題点は、「腸を刺激しない」「出血を抑える」という目的のためにあるものであり、完治を目指していないことが何よりの問題です。

つまり、この潰瘍性大腸炎の方に進められている低残渣の食事は、病気を治すためではなく、症状を抑えるだけの西洋医学の対症療法と同じ考えであるということが言えます。

さらに、西洋医学では大腸が悪い場合、大腸しか見ていないので、腸を刺激しない、腸から出血させないことが第一優先となっております。

潰瘍性大腸炎の食事では「低残渣食」を推奨していますが、食物繊維は腸内環境を改善・維持するのに非常に有効な栄養素です。

さらに、腸は私たちの免疫機能60~70%をつかさどると言われており、現在では腸が健康のカギを握っていると言っても過言ではないのです。

それなのにも関わらず、腸を刺激せず、出血を抑えるという目的だけで低残渣食を潰瘍性大腸炎に推奨するのは明らかに問題であると私は考えております。

「木を見て森を見ず」ということわざがあるように、大腸ばかりを見て、人間の身体全体を見ていないということです。

食物繊維、特に不溶性食物繊維を摂取すると、便量も増えるため、腸壁を刺激します。

なので、確かに一時的に潰瘍性大腸炎の下血の量が増える場合もありますが、それは病気が回復するための重要なステップです。

食物繊維を摂取し、便量が増えることによって、悪玉菌が発生させたアンモニアなどの有害物質を絡め取り、体外へ排出し、腸内が綺麗になっていきます。

さらに、副交感神経とつながっている腸壁が刺激されることにより、免疫力は向上していくのです。

なので病気は、症状なしには完治はありえません。

<引用:安保徹の食べる免疫力より>

安保徹先生も、このことについて様々な著書で述べられています。

確かに、腹痛や下血の症状が出るのは嫌ですが、そのために食物繊維を摂取しない食生活を続けると一生潰瘍性大腸炎と付き合うことになるのです。

潰瘍性大腸炎を完治させるためには、大腸(症状を抑えること)だけを見るのではなく、体全体(免疫機能を向上させること)を見ていく必要があるのです。

 

潰瘍性大腸炎の本当に正しいの食事とは?

さて、それでは潰瘍性大腸炎の本当に正しい食事とは一体どのようなものなのでしょうか?

結論から言うと、免疫力を高める食事、腸内環境を整える食事こそが潰瘍性大腸炎にとって正しい食事です。

ちなみに、安保徹先生の著書内で「免疫力を一番簡単に高めるのに有効な方法は食事である。」と紹介されております。

なぜなら、私たちの消化器系は副交感神経とつながっているため、腸を刺激することは副交感神経を刺激することにつながっているのです。

副交感神経を刺激することが免疫力向上につながるの?交感神経と副交感神経については、以下のページでお話しさせていただいております。

そして、潰瘍性大腸炎の食事のポイントは…

  1. 食物繊維を含む食べ物
  2. 高ビタミン・高ミネラルの食べ物
  3. 抗酸化作用がある食べ物
  4. 善玉菌のエサ・活動を促す食べ物
  5. 副交感神経を刺激する食べ物

逆に潰瘍性大腸炎が食べない方が良い食事のポイントは以下の通りです。

  • 悪玉菌のエサとなる食べ物
  • 身体を酸化させてしまう食べ物

免疫力を高めて潰瘍性大腸炎を治す栄養療法・食事療法とは?

 

潰瘍性大腸炎が食べない方が良い食事

まずは、潰瘍性大腸炎が食べない方が良い・避けるべき食事について見ていこうと思います。

ここでのポイントは、上述でもお話しした通り、悪玉菌のエサとなる・活動を活発にする食べ物、私たちの身体を酸化させてしまう食べ物は避けるべき食事です。

これらの食べ物は、免疫力を低下させてしまうという理由から潰瘍性大腸炎の方は食べない方が良いということです。

 

肉類・動物性たんぱく質

まずは、潰瘍性大腸炎が食べない方が良い食事の1つ目は「肉類・動物性たんぱく質」です。

これには、牛肉・豚肉・鶏肉・卵、その他の肉類が該当します。

恐らく、潰瘍性大腸炎になって一番つらいのは、肉を食べない方が良いと言われているからではないでしょうか?

実際に私も潰瘍性大腸炎を発症する前は、毎日肉を食べるという食生活を過ごしてきた人間ですからその気持ちは痛いほどわかります。(笑)

肉類・動物性たんぱく質を食べるということは、悪玉菌にエサをあげて、活動を活発化させることに繋がります。

さらに、私たちの腸内に肉類・動物性たんぱく質の食品が入ると悪玉菌によって腐敗便となります。

そして、腸内は悪玉菌が最も活動しやすいアルカリ性になっていき、悪玉菌優勢の腸内環境が形成される原因になってしまうのです。

悪玉菌優勢の腸内環境になると下痢・便秘・悪臭のする排便・おならにつながり、蠕動運動も抑制されてしまうため、腸内に有害物質が停滞することとなります。

蠕動運動が抑制されるということは、副交感神経が刺激されないため、免疫力が向上しないだけではなく、有害物質が腸内に長い期間滞在するため、それらの有害物質が腸壁から吸収され、全身に肌荒れ・吹き出物等の症状を発症させ、酷いケースだと生活習慣病の原因にもなるのです。

つまり、肉類・動物性たんぱく質は腸内環境を悪化・免疫力の低下につながることから、潰瘍性大腸炎の場合は、極力避けた方が良い食事であると言えるのです。

 

ジャンクフードや揚げ物

続いて、潰瘍性大腸炎が食べない方が良い食事の2つ目は「ジャンクフードや揚げ物」です。

当たり前ですが、潰瘍性大腸炎になってジャンクフードや揚げ物を好き好んで食べている方は恐らく少ないでしょう、

もし、なにも気にせず、食べているという方がいればまずやめた方が良いです。

ジャンクフードや揚げ物が良くない理由は、「酸化した油」を摂取することに繋がるからです。

油って酸化するの?と思われている方もいるかもしれませんが、油は酸化します。

酸化した油を摂取すると…

  • 急性の下痢
  • 腸内環境の悪化
  • 活性酸素の増加

につながると言われています。

酸化した油による急性の下痢は、健康な方でも下す人がいるほどです。

そして、特に気をつけないといけないのが、酸化した油によって体内に「活性酸素が増加」してしまうのです。

ちなみに、潰瘍性大腸炎の原因は「顆粒球の発生させる大量の活性酸素」と言われております。

潰瘍性大腸炎の皆さんが飲んでいるペンタサは、活性酸素を除去する目的で飲まれています。

つまり、揚げ物を食べるということは、潰瘍性大腸炎の症状を悪化につながる要素を自ら摂取することにつながるということです。

特に私の経験上、揚げてから時間のたった揚げ物、衣の厚い天ぷら等は特に注意が必要。

なので、スーパーの天ぷら、揚げ物類、コンビニのレジ横の揚げ物類は、潰瘍性大腸炎であればまず避けた方が良い食品であると言えます。

 

スナック菓子類

続いて、潰瘍性大腸炎が食べない方が良い食事の3つ目は「ポテチなどのスナック菓子類」です。

恐らくポテトチップスを大好きな潰瘍性大腸炎の方も多いのではないでしょうか?

しかし、スナック菓子も潰瘍性大腸炎には非常に大敵です。

その理由は、上記の揚げ物と理由は一緒で、スナック菓子は「酸化した油」をただただ食べていることに繋がるからです。

ポテチ等は、スライスしたじゃがいもを油で揚げて作られているお菓子。

さらに、油で揚げられてから時間が経過し、完全に酸化してしまっています。

そんなスナック菓子を食べるということは、腸内環境の悪化を引き起こし、活性酸素を増加させる行為であるということです。

なので、スナック菓子を食べている方も少ないとは思いますが、潰瘍性大腸炎が気をつけるべき食品であると言えます。

 

白砂糖を多く含むお菓子類

続いて、潰瘍性大腸炎が食べない方が良い食事の4つ目は「白砂糖を多く含むお菓子類」です。

あまり知られてはいないのですが、精製された白砂糖は悪玉菌のエサとなり、腸内環境を悪化させる要素となるのです。

この白砂糖を餌にしているのが「カンジタ菌」と言われる悪玉菌の一種(カビ)。

恐らく、カンジタ菌って一度は聞いたことあるのではないでしょうか?

特に女性は体調不良や仕事のストレスなどを感じていると免疫力が低下し、カンジタ膣炎を容易に引き起こします。

カンジタ菌は私たちの常在菌ですからね。

そして、カンジタ菌は、精製された白砂糖の糖質を餌にしているのです。

白砂糖を多く含むお菓子類を食べるということは、カンジタ菌にエサを与え、活動を活発にし、腸内環境を悪化させ、免疫力低下につながるのです。

なのでグラニュー糖や白砂糖を多く使っている洋菓子類、チョコレート、クッキーなどはまず控えた方が良いです。

さらに、洋菓子などは生クリームやバターなども多く使われていることが非常に多いため、白砂糖と動物性たんぱく質が合わさって、より腸内環境には良くないということです。

 

白砂糖をたっぷり含む炭酸飲料

続いて、潰瘍性大腸炎が食べない方が良い食事の5つ目は「白砂糖を多く含む炭酸飲料」です。

よくネットの情報に、炭酸が腸に刺激物となるため良くない。のようなことが書いているコトがありますが、炭酸飲料をやめた方が良い理由はそこではありません。

炭酸飲料に含まれている砂糖が問題なのです。

ちなみに、炭酸飲料の代表格のコカコーラ。

コカコーラ350mlの1缶の中に含まれている砂糖の量は、角砂糖約10個程です。

つまり、350mlのコーラを飲むということは、角砂糖10個を食べているのと一緒ということになります。

そして、その砂糖があなたの腸内に潜むカンジタ菌のエサとなっていくのです。

どれだけ腸内環境に悪影響を与えているのか?ということがおわかりいただけたと思います。

なので、白砂糖を多く含む炭酸飲料は摂取しない方が良い食品と言えます。

 

アルコール

続いて、潰瘍性大腸炎が食べない方が良い食事の6つ目は「アルコール」です。

アルコールはちょっと特殊な食品と言え、飲む量によって良くも悪くも作用してしまうのです。

アルコールを適量飲むことにより、胃の蠕動運動を促し、食欲増進の働きがあると言われています。

そのため、高級レストラン・料亭などに行くと食前酒と言うものが出されています。

さらに、血行を良くし、体を温める、ストレス解消という作用もあり、沖縄県で行われた調査によると100歳以上の長寿の方は、毎日適量のお酒を飲んでいることが分かっているのです。

そして、適量と言われている量が…

  • ビール:中瓶1本
  • 焼酎:100mg
  • 日本酒:1合

と言われております。

しかし、アルコールは飲み過ぎてしまうと健康に良いどころか、逆効果になってしまうことも事実です。

世界がん研究基金が2007年に公表したリポートによると「大腸がんのリスクを上げるのは肉やアルコール」と記されているのです。

アルコールを摂取しすぎることにより、腸内環境に悪影響が及ぼすことが近年の研究ではわかってきているのです。

アルコール依存者の便を調べてみると、通性嫌気性菌と言われる酸素がある環境でも活動することができる腸内細菌群が非常に多いことが分かったのです。

この通性嫌気性菌には、大腸菌、腸球菌、乳酸桿菌などがあり、いわゆる悪玉菌と呼ばれる腸内細菌です。

つまり、アルコールの過度の摂取は悪玉菌の活動しやすい腸内環境へと悪化させてしまうということです。

 

牛乳・乳製品

最後の潰瘍性大腸炎が食べない方が良い食事の7つ目は「牛乳・乳製品」です。

賛否両論あるのがこの牛乳と乳製品でありますが、私は食べない方が良い食品であると考えています。

でも、ヨーグルトやチーズって発酵食品だけどいいんじゃ?

と思う方もいると思いますが、確かに乳酸菌を含んでいるという点では、良いと思われがちですが、ヨーグルトやチーズも動物性たんぱく質には違いないので、腸内環境を悪化させる要素を持っていると言えます。

腸内環境を整える乳酸菌も含んでいるけど、悪化させる要因も持ち合わせており、メリットとデメリットが相殺されプラスマイナスゼロの食品というのが、私の見解です。

牛乳や生クリームは、単純な動物性たんぱく質食品に該当し、腸内環境を悪化させるため、潰瘍性大腸炎であれば摂取しない方が良い食品と言えます。

 

潰瘍性大腸炎が積極的に食べるべき食事

さて、続いて潰瘍性大腸炎が積極的に食べるべき食事について見ていこうと思います。

先ほども少しお話していますが、潰瘍性大腸炎の食事のポイントは以下の通りです。

  1. 食物繊維を含む食べ物
  2. 高ビタミン・高ミネラルの食べ物
  3. 抗酸化作用がある食べ物
  4. 善玉菌のエサ・活動を促す食べ物
  5. 副交感神経を刺激する食べ物

潰瘍性大腸炎を完治させるためには、当ブログでお伝えしている通り、腸内環境を整え、免疫力を向上させる必要があります。

その過程では、食物繊維等を摂取することにより、一時的に下血や腹痛が酷くなる場合もあります。

しかし、それは完治するための過程として必要なことでもあります。

そして、上記のポイントをしっかりと続けていくことができれば、腸内環境は改善され、免疫力が向上し、潰瘍性大腸炎を克服することが可能になるのです。

 

白米より「玄米・雑穀米」

1つ目の潰瘍性大腸炎が積極的に食べるべき食事は「白米よりも玄米・雑穀米」です。

まず、食事の基本となる主食を白米から玄米、もしくは雑穀米にすることがお勧めです!

お米の栄養素を100%とした時、白米で摂取できる栄養素はどれくらいか知っていますか?

それは、お米に含まれている栄養の5%だけと言われています。

つまり、白米にすることによって95%の栄養価を捨てていることになるんです。

主にお米の栄養素は、表皮と胚芽に含まれているため、それを取り除いてしまうと白米にはほとんど栄養価が残っていないということなのです。

玄米には、食物繊維・カルシウム・たんぱく質・ビタミンB群・鉄分・リンなど、玄米を食べるだけでこれだけ私たちの生命活動に必要な栄養素を摂取することができるのです。

まさに、玄米は天然のサプリメントと言えるでしょう。

その中でも、私が注目したいのが食物繊維です。

白米の食物繊維含有量は100g中約0.5g。

玄米の食物繊維含有量は100g中約3.0g~4.0g。

つまり、玄米を朝昼晩と茶碗1杯食べるだけでも、食物繊維が9.0g~12.0gも摂取できてしまうのです。

食物繊維を普段から気にしている方であれば、わかるのですが、食物繊維を1日に必要な20g以上摂取するというのはなかなか難しいんです。

それを玄米に変えるだけで、半分以上も摂取できるということはとても優秀な食品であるということが言えるのです。

ただ、玄米がお口に合わないというのであれば、雑穀米などで代用する形でもいいです。

 

食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富な「野菜」

2つ目の潰瘍性大腸炎が積極的に食べるべき食事は「野菜」です。

野菜と言っても、様々な種類がありますよね。緑黄色野菜と淡色野菜です。

これらの2種類の野菜を350g以上摂取することが推奨されており、さらに細かく見てみると緑黄色野菜120g、淡色野菜230gの計350gがベストであると言われております。

ただ、これは健康な人での数値なので潰瘍性大腸炎を患っているのであれば最低でも合計400g以上の野菜を毎日摂取するのが望ましいでしょう。

野菜のメリットは、食物繊維とビタミン・ミネラルがたっぷりと含まれていることです。

食物繊維は、腸内環境を改善するのに効果的な栄養素で、ビタミン・ミネラルは免疫力をつかさどる肝臓が必要であり、私たちの生命活動にはなくてはならない栄養素です。

さらに、野菜にはビタミンC・ビタミンE・カロテン・SOD酵素など、活性酸素を除去する抗酸化作用を持つ栄養素も摂取できるので、潰瘍性大腸炎は特に摂取したい食品です。

 

食物繊維・ミネラルが豊富な「海藻類・キノコ類」

3つ目の潰瘍性大腸炎が積極的に食べるべき食事は「海藻類・キノコ類」です。

海藻類・キノコ類に共通してるのは「食物繊維の含有量が多い」という点です。

なので、食物繊維を毎日継続的に20g以上摂取するためにはなくてはならない食品です。

例えばですが、どんぶり茶碗に山盛りの生野菜サラダとシイタケ3枚は同じ食物繊維量が含まれているのです。

さらにキノコに含まれている食物繊維は、不溶性食物繊維が多くなっており、私は潰瘍性大腸炎の方は特に摂取した方が良い食物繊維であると感じております。

便量を増やし、有害物質を絡め取り、腸壁を刺激し、副交感神経を刺激してくれます。

逆に、海藻類は水溶性食物繊維を豊富に含んでおります。

水溶性食物繊維は、腸壁を保護したり、糖の吸収を穏やかにしたり、ナトリウムを排出する役割を持っています。

なので、海藻類・キノコ類をバランスよく摂取することにより、たっぷりの食物繊維を摂取することができるのです。

 

たんぱく質とEPAの摂取源「魚介類」

4つ目の潰瘍性大腸炎が積極的に食べるべき食事は「魚介類」です。

潰瘍性大腸炎である前に、私たち人間が正常に生命活動を続けていくためには、三大栄養素と言われている炭水化物・脂質・たんぱく質が当然必要になります。

潰瘍性大腸炎の方が、脂質とたんぱく質を摂取するのにおすすめなのが「魚介類」です。

特にさんま・あじ・サバなどの光りものの魚と言われる魚介類は特にお勧めです。

なぜなら、それらの魚には「EPA」と言われている抗炎症作用のある栄養素もたっぷりと含まれているからです。

ちなみに、潰瘍性大腸炎と同じ自己免疫疾患の「リウマチ」に関する研究で、EPAの有効性が認められております。

潰瘍性大腸炎もリウマチと同じ自己免疫疾患ですし、体に炎症が起きているという点では全く一緒です。

なので、潰瘍性大腸炎の方もEPAを積極的に摂取した方が良いということなのです。

 

善玉菌の活動を活発にする「発酵食品」

5つ目の潰瘍性大腸炎が積極的に食べるべき食事は「発酵食品」です。

日本には、多くの発酵食品がありますが代表的なものは、漬物・味噌・納豆などでしょう。

ちなみに発酵食品のメリットは、その乳酸菌の効果により、善玉菌の働きを活発にさせることにあります。

さらに、漬物などの発酵食品は生の野菜で食べるよりも栄養価が上がると言われており、吸収効率も漬物の方が良いのです。

そして、私が最も素晴らしいと感じている発酵食品が納豆です。

納豆は非常に万能な発酵食品であり、天然の健康食品でもあります。

善玉菌の働きを活発にする整腸作用を持ちながら、豊富なたんぱく質、食物繊維、ビタミンB群・葉酸・鉄分と潰瘍性大腸炎の方が摂取した方が良いとされる栄養素をほぼ含んでいるのです。

なので、納豆を毎日毎食でも食べることをお勧めしますね。

 

苦い・辛い・酸っぱい食品

6つ目の潰瘍性大腸炎が積極的に食べるべき食事は「苦い・辛い・酸っぱい食品」です。

これが一番意外だと思われるかもしれません。

苦い・辛い・酸っぱいものって刺激物じゃ…?と思い方もいるでしょう。

しかし、人間は身体に不快なものが入ってくると排泄しようとするシステムが備わっています。

これを排泄反射と言います。

そして、この排泄反射をつかさどっているのが副交感神経です。

つまり、排泄反射を起こすと副交感神経が刺激され、免疫力が高まるのです。

さらに、人間の「笑い」も排泄反射であると言われています。

「笑い」は、人間が感じたストレスなどを受け流すための行為であると考えられています。

「笑い」で病気を治すという治療法があると思いますが、まさにこれは排泄反射を利用し、免疫力を高めて、病気を治すという立派な免疫療法であると言えますね。

さて、具体的にどんな苦い・辛い・酸っぱい食品があるかと言いますと…

■苦いもの

青紫蘇、ゴーヤ、うこん

■辛いもの

にんにく、生姜、ワサビ、玉ねぎ、唐辛子、キムチ

■酸っぱいもの

黒酢・玄米酢・梅干し

そして、これらの食品を大量ではなく、適量かつ少量摂取することが効果的であると言われているのです。

 

潰瘍性大腸炎が食事から摂取すべき栄養素は?

さて、続いて潰瘍性大腸炎の方が食事から摂取すべき栄養素について簡単にまとめてみようと思います。

「これは潰瘍性大腸炎に良い食事なのか?悪い食事なのか?」

迷った際は、是非以下の点を基準に考えてもらえればと思います。

 

食物繊維

まず、1つ目の摂取すべき栄養素は「食物繊維」です。

食物繊維は、腸内環境改善、免疫力向上には欠かせない栄養素の一つです。

なので、食物繊維は摂取すべき栄養素なのです。

食物繊維は、先ほどもお話しした通り、水溶性と不溶性に分かれます。

同じ食物繊維でも、役割が変わってきます。

水溶性食物繊維は、腸壁を保護したり、糖の吸収を穏やかにしたり、ナトリウムを排出します。

不溶性食物繊維は、便量を増やし、有害物質を絡め取り体外へ排出し、腸壁を刺激し、副交感神経を刺激し、免疫力を高めます。

不溶性食物繊維は、腸壁を刺激するので、潰瘍性大腸炎の下血や腹痛を一時的に悪化させる可能性がありますが、腸内環境改善するためには必要不可欠なものですので、是非積極的に摂取してください。

 

乳酸菌

2つ目の摂取すべき栄養素は「乳酸菌」です。

乳酸菌は、善玉菌の活動をサポートするのに必要になります。

一つ注意してもらいたいのですが、私の個人的な経験から、乳酸菌だけでは腸内環境改善はほぼできません。

乳酸菌の効果が最大限に得られるのは、食物繊維と一緒に摂取した時です。

乳酸菌は、漬物や納豆から摂取できますので、食物繊維と一緒に毎日摂取するようにしましょう。

乳酸菌・ビフィズス菌を学ぼう!潰瘍性大腸炎と乳酸菌・ビフィズス菌!

 

高ビタミン・高ミネラル

3つ目の摂取すべき栄養素は「高ビタミン・高ミネラル」です。

ビタミン・ミネラルは、免疫力の基盤となっている肝臓が必要としている栄養素です。

肝臓は、食べた食品の栄養素を私たちの身体の各部位でしっかりと利用できるように分解したり、不溶な老廃物を分解したりと非常に生命活動・免疫機能として重要な役割を担っています。

その肝臓が正常にかつ活発に働くために必要なのがビタミン・ミネラルなのです。

なので、肝臓が活発に働いていれば、免疫力は高い状態を維持することができると言えます。

 

抗酸化物質

4つ目の摂取すべき栄養素は「抗酸化物質」です。

抗酸化物質とは、ビタミンA(βカロテン)・ビタミンC・ビタミンE・SOD酵素のことです

何度も繰り返しになりますが、潰瘍性大腸炎の原因は「顆粒球により大量発生された活性酸素」にあると言われております

皆さんも普段からペンタサを飲んでいるのは、活性酸素除去するためですからね。

潰瘍性大腸炎の方は、そんな抗酸化作用のあるビタミンを積極的に摂取するべきなのです。

ちなみに、SOD酵素とは私たちの身体に本来ある酵素ですが、25歳をピークに減少して言ってしまうと言われております。

非常に強い抗酸化作用があることが特徴のため、潰瘍性大腸炎であれば食事からも積極的に摂取したい酵素です。

当ブログで大麦若葉の青汁をおすすめしている理由が、SOD酵素をたっぷりと含んでいるからです。

潰瘍性大腸炎の方にはSOD酵素がたっぷりと含まれている青汁は非常にお勧めなのです。

 

葉酸

5つ目の摂取すべき栄養素は「葉酸」です。

潰瘍性大腸炎は、大腸に潰瘍・傷がたくさんできている状態ですよね?

そんな潰瘍・傷を治すために必要とされているのが、「葉酸」なのです。

葉酸は、私たちの細胞分裂などの生命活動の働きに深くかかわっており、他にも赤ちゃんの成長、貧血改善、胃や腸の粘膜の再生・回復に関わっているのです。

なので、大腸の潰瘍がある潰瘍性大腸炎には葉酸は必須の栄養素であると言えますね。

葉酸は摂取した方が良い?潰瘍性大腸炎と葉酸の関係性

 

EPA

6つ目の摂取すべき栄養素は「EPA」です。

EPAは、抗炎症作用のある栄養素として青魚に多く含まれています。

先ほどもお話ししましたが、潰瘍性大腸炎と同じ自己免疫疾患「リウマチ」の研究で、リウマチに対するEPAの有効性は認められております。

リウマチは関節に炎症が起きている自己免疫疾患で、潰瘍性大腸炎は大腸に炎症が起きる自己免疫疾患です。

これらを考えると、潰瘍性大腸炎にとってEPAも非常に有効的な栄養素であるということが言えるのです。

 

以上が潰瘍性大腸炎が食事から特に摂取した方が良い栄養素です。

  • 食物繊維
  • 乳酸菌
  • 高ビタミン・高ミネラル
  • 抗酸化物質
  • 葉酸
  • EPA

是非、ご自身の普段の食事を見直し、上記の栄養素がしっかりと摂取できているか確認してみてください。

 

「食べないこと」が食事を気をつけることではない

潰瘍性大腸炎の方のお話を聞いていると、「食事に気をつけています」と言う方が非常に多いです。

その方と話ををしてみると…

  • 「肉類を食べないようにしている」
  • 「お菓子を食べないようにしている」
  • 「アルコールは飲んでいない」

など

「食べないこと=良い食事」と勘違いされているのです。

それは、残念ですが違います。

良い食事とは、必要な栄養素がしっかりと摂取できているかが重要なのです。

  • 野菜は1日350g以上食べていますか?
  • 食物繊維は最低20g以上摂取していますか?
  • 抗酸化作用のある栄養素を摂取していますか?
  • 葉酸を摂取していますか?
  • EPAを摂取していますか?
  • 排泄反射の苦い・辛い・酸っぱい物を食べていますか?

もしあなたが、この質問に対して「摂取できてるのかわからない…」と思うのであれば、それは良い食事・食生活ができていない可能性が高いです。

重要なことは、「肉やジャンクフード・お菓子等を食べない」ということを意識するのではなく、腸内環境改善、免疫力を向上させるのに必要な栄養素がしっかりとれているのかを考えながら食事することをお勧めします。

 

継続してこそ、効果が表れる「食事の力」

私は、自身の経験から潰瘍性大腸炎は、薬ではなく食事で治すことができると実感しております。

ただ、もうひとつ重要な要素は「継続できるかどうか」です。

ダイエットと筋トレの成功者と失敗者は、「継続ができたか。できなかったか。」の違いだけです。

ダイエットも筋トレも、どんなに良い運動メニュー、筋トレメニュー、食事であっても、1週間くらい続けたくらいでは、ほぼ成果は出ません。

そして、多くの方が良いダイエット法、良い筋トレ法なのにも関わらず、

「辛い!」

「めんどくさい!」

「忙しいから!」

など何かと理由をつけてリタイヤしていきます。

そして、淡々とそのダイエット法、筋トレ法を継続できた人だけがダイエット・肉体改造に成功するのです。

潰瘍性大腸炎の治療も非常にこれに近いと私は感じております。

「正しい食事・食生活」は少しずつですが、確実にあなたの体質・腸内環境・免疫力に変化を与えてくれます。

ただ、続けれるか続けれないかで、結果は変わってきます。

  • 今日は仕事疲れたし、コンビニ弁当でいいか。
  • めんどくさいから、吉野家行こう。
  • 何もする気起きないからカップラーメンでいいや。

恐らく、上記のような誘惑が幾度となく襲ってきます。

実際に私にもいつも襲ってきます。(笑)

ただ、私は「絶対に潰瘍性大腸炎を完治させる!」と決意し、やってきた結果、現在薬を飲まずに健康を取り戻すことができたと考えております。

是非、あなたも「食事の力」を信じて、実践していただければと考えております。

 

まとめ

 

今回は、潰瘍性大腸炎と正しい食事について考えてきました。

日本は、昔から長寿大国として有名です。

あなたは、日本が長寿大国になることができたと思いますか?

医療が他の国よりも進んでいたから?

優れた健康食品がたくさんあったから?

健康ブームだったから?

いいえ、違います。

昔の人は、当たり前のように毎日、健康に良い「日本食」を食べている方が圧倒的に多かったからです。

白米・玄米を主食とし、魚を主菜とし、野菜や海藻類などを副菜とし、漬物、納豆、みそ汁などの発酵食品を食べていたからです。

医療が進んでも健康でいる秘訣は、昔から何も変わっていないのです。

それは、毎日の食事を気をつけることです。

わたちたちの身体は、食べた食事から作られているんですからね。

2010年から約9年間、

私は”薬を飲まずに”健康に過ごしています。

お陰様で健康を取り戻し、2018年には結婚し、幸せな家族を築くことも出来ました!

私は「腸内環境と免疫力」の重要性を一人でも多くの方に知ってもらいたいと考えております。

あなたは以下のような悩みを持っていませんか?

  • 「ステロイドを減量することができない…」
  • 「ステロイドの効果が得られなくなってきている…」
  • 「免疫抑制剤を服用したくないが仕方なく…」
  • 「潰瘍性大腸炎を完治させたい…」
  • 「旅行に行けるようになりたい…」
  • 「好きなものを食べれるようになりたい…」

そんな悩んでいる方々に是非試してもらいたいと考えております。

私が潰瘍性大腸炎を克服するために必要だと考えていることは、

「腸内環境を整えて、免疫力を向上させること」

潰瘍性大腸炎は決して治らない病気ではないのです。

 

↓私が9年間実践している習慣↓

 

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タクロー

札幌市在住のタクローです。 19歳の時に潰瘍性大腸炎を発症。 安保徹先生の著書と出会い、「腸内環境と免疫力」の重要性を学び、今では潰瘍性大腸炎を克服することができました。 そんな経験を活かして、潰瘍性大腸炎に関する情報を定期的に配信しております。