潰瘍性大腸炎にとって「玄米」は悪か?それとも善か?

「玄米は消化に悪いんでしょ?」

「潰瘍性大腸炎が玄米を食べるなんてもってのほかでしょ?」

玄米は体に良いというのは周知の事実かと思いますが、潰瘍性大腸炎の方であれば、あえて食べている方は少ないのではないでしょうか?

というか、そもそも「玄米って本当に体に良いの?」等と疑問に思っている方も多いかもしれませんね。

今回は、そんな玄米と潰瘍性大腸炎について考えていこうと思います。

 

玄米とは?

まずはじめに、玄米について知る必要がありますね。

玄米とは、籾米(もみこめ)から籾殻(もみから)のみを取り除いたお米のことを指しています。

さらに、玄米から表皮や胚芽(はいが)を取り除いて、精米したお米が私たちが主食としている白米となっておりますね。

玄米は、白米とは違い食感も非常に硬く感じ、味も白米と違い良いとは言えません。

ただ、玄米の表皮と胚芽に含まれているビタミン・ミネラル・食物繊維をたっぷりと摂取することができるので、白米よりも玄米の方が健康に良いとされているのです。

 

白米にはほとんど栄養が残っていない?

<出典:www.npo-furusato.org>

上記の図を見てください。

お米の栄養素を100%とした時、栄養分のほとんどは糠と呼ばれる表皮と胚芽に多く含まれているのです。

そのため、私たちが食べている白米では、お米の栄養素を5%しか摂取していないということになります。

これが、そもそも玄米は健康に良いと言われている所以でもありますよね。

 

玄米に含まれている栄養素とは?

つづいて、玄米に含まれている栄養素について見ていきましょう。

玄米に含まれている栄養素は以下の通りです。

  • 食物繊維
  • カルシウム
  • たんぱく質
  • ビタミンB群
  • 鉄分
  • リン

これだけの栄養素をたっぷりと含んでいるため、玄米を主食とするだけで、ある程度の栄養分が摂取できてしまうのです。

 

1日に必要な半分の食物繊維が摂取できる「玄米」

その中でも、注目すべき点は「食物繊維」です。

玄米に含まれている食物繊維は、白米に含まれている食物繊維の約8倍とも言われています。

玄米100g中に含まれている食物繊維は、

  • 水溶性食物繊維:0.7g
  • 不溶性食物繊維:2.3g

合計3.0gの食物繊維を摂取できることになります。

単純計算しても、朝昼晩と玄米を主食とするだけで場合、それだけで食物繊維が9g以上摂取できてしまうのです。

日本人が1日に摂取した方が良いとされている食物繊維摂取目標値は、20gです。

つまり、主食を玄米にするだけで、1日に必要な食物繊維の半分を摂取することができてしまうのです。

食物繊維を摂取するということは、当ブログでお伝えしている腸内環境を整え、免疫力を向上させることにつながるのです。

 

潰瘍性大腸炎に必要な「葉酸」も摂取できる玄米

潰瘍性大腸炎を患っている方であれば特に摂取したい「葉酸」も玄米には含まれています。

葉酸は、粘膜・皮膚などの保護・再生・細胞分裂をするために必要な栄養素になります。

潰瘍性大腸炎のように傷ついた細胞を再生させるのに葉酸は必須なのは、恐らくご存知かと思いますが、そんな葉酸をただ、白米を玄米に変えるだけで気軽に摂取できてしまうのです。

 

たんぱく質も含む玄米

さらに、潰瘍性大腸炎の血液検査で見られる「総たんぱく(アルブミン)」がありますよね?

潰瘍性大腸炎の方は、大腸に慢性的に炎症が発生しており、症状が続いていると総たんぱく・アルブミンの数値が減少する傾向にあります。

私自身も、潰瘍性大腸炎の症状がひどかった時は、数値が下がり、たんぱく質をたくさん摂取するようにと言われていました。

なので、潰瘍性大腸炎のたんぱく質不足を補う意味でも、白米を玄米に変えるだけでたんぱく質が補えてしまうので非常に有効な食品であることがわかりますね!

 

玄米食を推奨する様々な食事療法

玄米は、健康に良いと言われていることはもちろん、病気を治療する目的の食事療法の主食に必ずと言っていいほど指定されています。

その中でも有名なのが、ゲルソン療法(星野式ゲルソン療法)ではないでしょうか?

ゲルソン療法は、欧米諸国が発祥とされているガンを食事で治す食事療法です。

それを実践した星野先生が、考案したものが星野式ゲルソン療法と言われており、主食は玄米・発芽米・雑穀米を推奨しています。

さらに、私が最も影響を受けた安保徹先生も玄米食・雑穀米・麦ごはんを推奨し、潰瘍性大腸炎を完治させた西本真司先生も玄米食を推奨し、潰瘍性大腸炎を克服した赤池京子さんが実践した西式甲田療法も玄米食を推奨しています。

つまり、それだけ玄米には私たちのカラダの免疫力を高める栄養素、病気を克服するために必要な栄養素がたっぷりと詰まっているということです。

 

玄米を食べる時の注意点

ただ、玄米は非常に有効な食品であることには間違いありませんが、食べる際には注意することがあります。

 

玄米は良く噛んで食べる!

玄米は、とにかく良く噛んで食べる必要があります。

潰瘍性大腸炎の方であれば尚更です。

実際に、私も玄米食に挑戦した初期のころは、しっかりと噛んでいなかったため、排便した時に玄米とわかる表皮が良くトイレにぷかぷか浮かんでいました。

潰瘍性大腸炎の方は、特に消化機能が低下している状況ですので、玄米を食べる時は良く噛んで食べることですね。

 

フィチン酸についての誤り

ネットなどを見て、玄米について良く書かれているのが「フィチン酸」についての誤った意見です。

フィチン酸は確かに、ミネラル(カルシウム・鉄など)の吸収を妨げる働きを持っています。

そのため、玄米を食べるとミネラル不足に陥るというような情報がありますが、これはあくまで普段からミネラル不足の発展途上国の子供たちなどが該当します。

この作用(フィチン酸による)は必須ミネラルの摂取量が著しく低い開発途上国の子供などには好ましくないが、通常は問題ない。

引用:Wikipediaより

 

味は白米に劣る!

玄米の一番のデメリットと言えば、味ではないでしょうか?

私自身も、玄米食を続けていましたが、味が好きになれずに、現在の雑穀米食になっています。

なので、玄米は慣れれば美味しく食べることができるかと思いますが、玄米が口に合わない方は続けるのは難しいですね。

 

まとめ

 

今回は、潰瘍性大腸炎と玄米について考えてきました。

玄米は、潰瘍性大腸炎だけではなく、非常に私たちの健康を維持するために有効な食品であるということです。

玄米に含まれている栄養素の中でも特に、食物繊維を摂取するためには、もってこいの食品なのです。

もし、私のように玄米が口に合わない方は、雑穀米や発芽米なを試しながら、普段の主食から食物繊維を積極的に摂取するように心がけてくださいね。

腸内環境を整え、免疫力を向上させることが潰瘍性大腸炎を完治させる唯一の方法ですからね。

 

2010年から約9年間、

私は”薬を飲まずに”健康に過ごしています。

お陰様で健康を取り戻し、2018年には結婚し、幸せな家族を築くことも出来ました!

私は「腸内環境と免疫力」の重要性を一人でも多くの方に知ってもらいたいと考えております。

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私が潰瘍性大腸炎を克服するために必要だと考えていることは、

「腸内環境を整えて、免疫力を向上させること」

潰瘍性大腸炎は決して治らない病気ではないのです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

タクロー

札幌市在住のタクローです。 19歳の時に潰瘍性大腸炎を発症。 安保徹先生の著書と出会い、「腸内環境と免疫力」の重要性を学び、今では潰瘍性大腸炎を克服することができました。 そんな経験を活かして、潰瘍性大腸炎に関する情報を定期的に配信しております。