胃腸に負担のかけない?潰瘍性大腸炎に推奨されている低残渣食は正しいの?

「潰瘍性大腸炎は大腸内に潰瘍ができているから、胃腸に負担をかけない方が良い…」

「食物繊維は便量を増やすから、摂取しない方が良い…」

「食物繊維は人間の体では消化できないから排除した方が良い…」

 

潰瘍性大腸炎を発症して、病院に行くと潰瘍性大腸炎の症状が出ているうちは低残渣食を摂取するようにと指導されるでしょう。

確かに、食物繊維は体では消化吸収できない栄養素のため、腸壁を刺激し、便の量を増やす働きがあります。

当ブログでは、潰瘍性大腸炎の食事治療には反して、食物繊維は積極的に摂取した方が良いとお話しさせて頂いております。

今回は、そんな潰瘍性大腸炎と低残渣食について考えていこうと思います。

 

 

潰瘍性大腸炎に推奨されている低残渣食とは?

 

潰瘍性大腸炎で推奨されている低残渣食とは、胃腸に極力負担をかけないされた食事メニューのこと。

胃腸に一番負担となってしまうものは、食物繊維とされており、食物繊維を制限し、動物性脂肪や刺激物、冷たい飲みものなども胃腸へ負担をかけてしまうと考えられているのです。

脂を使わない調理法が推奨されており、基本「煮る」「蒸す」などが良いとされています。

食物繊維が多い食べ物に関しては、細かく繊維を断ち切って柔らかく煮るなどです。

簡単にいうと、赤ちゃんの離乳食に近い感覚ですね。

 

 

低残渣食というのは対症療法の考え方。

 

私は当ブログでもお伝えしているように低残渣食というのは、対症療法の考え方と一緒なのです。

大腸に潰瘍があるため、その潰瘍から出血させないことが”第一優先”で考えられているため、食物繊維を制限しているのです。

血便という症状を止めるために、食物繊維を食生活から排除することによって、潰瘍性大腸炎は克服することはできるのでしょうか?

私は、潰瘍性大腸炎を治すどころか、逆に悪化させてしまう指導だと考えています。

 

低残渣食を摂取し続けるデメリット。

 

食物繊維を低残渣食を摂取し続けると、私たちのカラダにはどのような影響を与えるのでしょうか?

食物繊維を摂取しないことによるデメリットは以下のことが考えられます。

  1. 腸内環境が改善されない
  2. 固形便が出ない
  3. 腸壁が刺激されないため、副交感神経が優位にならない

 

腸内環境が改善されない。

 

食物繊維を摂取しないので、もちろん腸内環境は改善されていきません。

食物繊維には善玉菌を活性化させる働き・悪玉菌が放出した有害物質を体外に排出してくれるデトックス効果があります。

ただ、ヤクルト等の乳酸菌を摂取し続ければ、腸内環境の改善はできるんじゃないの?と考えるかもしれませんが、私は乳酸菌食品だけでは腸内環境は難しいと考えています。

確かに、乳酸菌には善玉菌を活性化させる動きがありますが、食物繊維を摂取しないで、乳酸菌を摂取すると言うことは、

”お風呂に入っていない臭い人が、体臭をごまかすために、お風呂に入らず、香水をつけているようなもの”だと思います。

わかりづらかったですかね?w

つまり、お風呂に入って、カラダを綺麗にさえすれば、臭いの原因も改善され、さらに香水でいい香りになります。

ところが、臭いカラダの上に香水をつけると多少ごまかされるかもしれませんが、根本的な解決にはなっていません。

つまり、食物繊維を摂取し、悪玉菌が放出した有害物質などを一掃してから、乳酸菌を摂取した方が効果も非常に高いですし、腸内環境を悪化させている原因や免疫力を低下させる要因ごと排除することができるのです。

食物繊維を摂取しないと言うことは、悪玉菌が放出した有害物質が腸内に長期間留まり続け、腸壁からいずれ吸収され、他の病気の原因になる可能性があるのです。

 

 

固形便が出ない

 

潰瘍性大腸炎を発症すると、軟便や下痢がほとんどになってしまうでしょう。

本来大腸が水分吸収を担っているのですが、潰瘍が生じてしまっているため、さらには悪玉菌優勢の腸内環境なっているため、下痢になっているのです。

つまり、食物繊維を摂取し腸内環境を改善することができれば、おのずと下痢から軟便、軟便から固形便へと回復していきます。

固形便が出るようになったと言うのは、腸内環境が改善されてきた証拠なのです。

 

よく固形便が出ると腸壁を刺激してより出血しちゃうのでは?と思う方もいるでしょう。

確かに固形便によって出血が一時的に酷くなることはあります。

ただ、下痢から固形便になると言うことは、腸内の環境が回復してきている証しであり、潰瘍性大腸炎の克服すると言う観点ではとてもいいことなのです。

以下は、潰瘍性大腸炎が回復していく流れを想定したものです。

  1. 下痢に加えて下血があった
  2. 軟便になり下血があった
  3. 固形便になって下血増えた
  4. 固形便で下血が減ってきた
  5. 固形便で下血がなくなった

食物繊維を摂取したことで、便は固まってきますが、下血が減ってくるのはゆっくりです。

そして、固形便になると一度下血という症状がひどくなったように見えますが、それはあくまでも固形便を排便するのに腸壁がより刺激され、大腸が動くことでの出血です。

腸壁が刺激されることは、副交感神経を優位にし、免疫力を高めるので、私たちの体にとっては悪いことでは決してないのです。

固形便になって出る下血という症状は、免疫力を向上させる、潰瘍性大腸炎を完治させるのに必要な行程であることを認識する必要があります。

 

 

腸壁が刺激されないため、副交感神経が優位にならない

 

低残渣食の考えでは、腸壁を刺激しないことが”第一優先”になっていましたが、腸壁を刺激しないと潰瘍性大腸炎の克服は難しいです。

というのも、潰瘍性大腸炎は交感神経が優位になっていることが原因と言われています。

腸壁を刺激すると言うことは副交感神経を刺激し、潰瘍性大腸炎の原因とされている交感神経の緊張を改善してくれるのに一番有効な方法なのです。

これは、安保徹先生の著書に「一番手っ取り早く免疫力を向上させるのは食事である」と記載されている通りに、私たちの消化器系は副交感神経がつかさどっているため、腸壁を刺激することは、副交感神経を刺激することにつながるのです。

つまり低残渣食を摂取し続けるということは、潰瘍性大腸炎の原因である交感神経緊張状態を改善せず、ただ単に下血という症状を止める・抑えるというだけなのです。

まさに対症療法の考え方で、病気の原因を排除するのではなく、症状を止めるだけの食事法なのです。

 

 

まとめ

 

今回は、潰瘍性大腸炎と低残渣食について考えてきました。

安保徹先生の著書にも上記のように書いてあります。

「症状は回復するための治癒反応。重要なのは免疫力のアップです。薬で止めても根本的な解決にはなりません。」

 

つまり、下血という症状を抑えると言うことに注目するのではなく、免疫力を上げるための食事をすることが重要ということです。

免疫力を上げる食事をしてく中では、症状が強く出ることもあります。

しかし、それは潰瘍性大腸炎の自然治癒の反応なのです。

下血が出て、不安な気持ちはあるかもしれませんが、それよりも腸内環境が改善され、便が固形便になってきていることが何より重要であり、そのいく末に潰瘍性大腸炎を克服できる日が来るのです。

 

2010年から約9年間、

私は”薬を飲まずに”健康に過ごしています。

お陰様で健康を取り戻し、2018年には結婚し、幸せな家族を築くことも出来ました!

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私が潰瘍性大腸炎を克服するために必要だと考えていることは、

「腸内環境を整えて、免疫力を向上させること」

潰瘍性大腸炎は決して治らない病気ではないのです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

タクロー

札幌市在住のタクローです。 19歳の時に潰瘍性大腸炎を発症。 安保徹先生の著書と出会い、「腸内環境と免疫力」の重要性を学び、今では潰瘍性大腸炎を克服することができました。 そんな経験を活かして、潰瘍性大腸炎に関する情報を定期的に配信しております。