潰瘍性大腸炎と水溶食物繊維と不溶性食物繊維の重要性について学ぼう!

「潰瘍性大腸炎が食物繊維を積極的に摂取していいの?」

病院の食事指導では、低残渣食が推奨されているため食物繊維を摂取していない方が非常に多いかと思います。

しかし、潰瘍性大腸炎を克服するために、絶対に必要不可欠な栄養素なのです。

 

当ブログでも、度々食物繊維の重要性についてお話しさせて頂いておりますが、食物繊維には水溶性と不溶性が存在しており、同じ食物繊維であっても、私たちのカラダにもたらす健康効果は違うのです。

今回は、そんな潰瘍性大腸炎と食物繊維(水溶性と不溶性)について考えていこうと思います。

 

腸内環境を改善する2種類の食物繊維について

 

当ブログでも、腸内環境を改善するためには、食物繊維は非常に重要とか、積極的に摂取した方が良いと言う話をさせて頂いておりますが、食物繊維には、水溶性食物繊維不溶性食物繊維の2種類が存在しております。

成人男性の1日の食物繊維の目標摂取量は20g、女性の場合は18gと言われており、「1:2=水溶性:不溶性」の割合で摂取することが最も良いとされています。

そんな水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の各特徴についてみていこうと思います。

 

 

水溶性食物繊維とは?

 

水溶性食物繊維の特徴は名前の通り、水に溶けやすく、水に溶けるとドロドロのジェル状になる食物繊維です。

水溶性食物繊維の効能は以下の通りです。

  • 血中のコレステロール値を低下させる
  • 血糖値の急上昇を抑制する
  • 善玉菌を増加させる整腸作用がある

 

水溶性食物繊維の特出すべきメリットは、腸内で分解されると善玉菌を増加させるという整腸作用がある点でしょう。

この点については、不溶性食物繊維よりも効果が高くなっており、善玉菌優勢の腸内環境へ導きたい際には、水溶性食物繊維が非常に役に立ちます。

 

水溶性食物繊維を多く含む食品は以下の通りです。

  • 熟した果実
  • 海藻類
  • 野菜類
  • きのこ類
  • いも類

特に海藻類は、水溶性食物繊維が豊富に含まれているので、わかめや寒天を積極的に摂取することは非常に良いことです。

 

 

不溶性食物繊維とは?

 

不溶性食物繊維も名前の通り、水に溶けづらい食物繊維となっております。

不溶性食物繊維の効能は以下の通りです。

  • 繊維質に水分を吸収し、便の量を増やし便秘を解消する
  • 腸壁を刺激して蠕動運動を活発にする
  • 悪玉菌が放出した有害物質を体外へ排出するデトックス効果

不溶性食物繊維の最大のメリットは、有害物質を体外へ排出すると言うデトックス効果です。

悪玉菌の発生させる有害物質(インドール、スカトール、アンモニア、アミン、硫化水素など)は、放っておくと腸内から吸収されて全身に回り生活習慣病(特に大腸がん)の発症リスクを高めてしまうと言われております。

そのため、潰瘍性大腸炎患者は有害物質を体外へ排出してくれる働きを持つ不溶性食物繊維を積極的に摂取した方が良いのです。

不溶性食物繊維を多く含む食品は以下の通りです。

  • 穀物類
  • 熟していない果実
  • こんにゃく
  • 豆類
  • 野菜類
  • きのこ類

特に大豆や枝豆といった豆類には、不溶性食物繊維がたっぷりと含まれているため、積極的に摂取したい食品の一つです。

 

食物繊維を摂取することで大腸がんリスクを下げる!

 

イギリスの医師が発見した「食物繊維とがんにについての関係性」についての研究結果をご紹介します。

イギリス医師のバーキット博士は、便の滞在時間とがんの発症についての研究をしている医師であり、アフリカに20年以上もの間住み込みをして、アフリカ人の医療に携わってきた方です。

そのバーキット博士が、アフリカの医療に携わっているうちに、アフリカの農民は大腸がんなどの腸の生活習慣病の発病がほとんどないことに気づいたのです。

そこで、バーキット博士が行った検証というのが、アフリカ人農民とイギリス人の学生の排便量と便の滞在時間についてを測定すると言うものでした。

その結果…

アフリカの農民:1日の排便量は平均470g、滞在時間は平均36時間

イギリスの学生:1日の排便量は平均104g、滞在時間は平均73時間

 

この結果、アフリカの農民の方が一日の便量も多く、尚且つカラダの中に便が滞在している時間が短かったのです。

逆にイギリス人の学生は、便量も少なく、便の滞在時間も長いという結果でした。

つまり、イギリス人学生は、腸内で悪玉菌によって腐敗させられた有害物質が大量に発生されており、大腸の蠕動運動も抑制されてしまったために、その有害物質が腸内に長時間停滞してしまっていると言うのです。

この状態が続くことで、大腸がんなどの様々な生活習慣病を引き起こす可能性があるのです。

そして、便量が多く、便の滞在時間も短いアフリカの農民の食事について調べてみると、食物繊維をたっぷり(60~80g)と摂取していることが分かったのです。

食物繊維が健康維持にとても重要な役割を担っていると言うことなのです。

潰瘍性大腸炎も大腸がんのリスクを高めると言われております。

私は、潰瘍性大腸炎の食事指導にある食物繊維を摂取しない「低残渣食」を行うことによって、腸内の有害物質を排出できないことから、潰瘍性大腸炎の大腸がんのリスクもあげてしまっていると考えております。

 

まとめ

 

今回は、潰瘍性大腸炎と水溶性食物繊維と不溶性食物繊維について考えてきました。

同じ食物繊維であっても、効能やメリットは違っておりますが、食物繊維を摂取する際はあまり水溶性だの不溶性だのと神経質になる必要はないと感じております。

なぜなら、ほとんどの食物繊維を多く含む食材は水溶性も不溶性も両方含んでいますので。

そして、食物繊維を摂取すると確かに一時的に下血が増えることもあるかと思いますが、その反応はマイナス反応ではなく、カラダにとってはプラスの反応であると考える必要があるでしょう。

「下血を避けるために、食物繊維を食べない」と言う考え方は、まさに対症療法の考え方ですから。

 

是非、多くの潰瘍性大腸炎患者の方が積極的に食物繊維を摂取してくれることを私は願っております。

免疫力を向上させるカギは、腸内にあると言っても過言ではありません。

腸内環境を改善することが、潰瘍性大腸炎の完治の1歩となるでしょう。

 

2010年から約9年間、

私は”薬を飲まずに”健康に過ごしています。

お陰様で健康を取り戻し、2018年には結婚し、幸せな家族を築くことも出来ました!

私は「腸内環境と免疫力」の重要性を一人でも多くの方に知ってもらいたいと考えております。

あなたは以下のような悩みを持っていませんか?

  • 「ステロイドを減量することができない…」
  • 「ステロイドの効果が得られなくなってきている…」
  • 「免疫抑制剤を服用したくないが仕方なく…」
  • 「潰瘍性大腸炎を完治させたい…」
  • 「旅行に行けるようになりたい…」
  • 「好きなものを食べれるようになりたい…」

そんな悩んでいる方々に是非試してもらいたいと考えております。

私が潰瘍性大腸炎を克服するために必要だと考えていることは、

「腸内環境を整えて、免疫力を向上させること」

潰瘍性大腸炎は決して治らない病気ではないのです。

 

↓私が9年間実践している習慣↓

 

ABOUTこの記事をかいた人

タクロー

札幌市在住のタクローです。 19歳の時に潰瘍性大腸炎を発症。 安保徹先生の著書と出会い、「腸内環境と免疫力」の重要性を学び、今では潰瘍性大腸炎を克服することができました。 そんな経験を活かして、潰瘍性大腸炎に関する情報を定期的に配信しております。