「この前まで調子が良かったのに、また下痢や腹痛を感じ始めている…」
「このまま潰瘍性大腸炎が再燃してしまうのではないか?」
潰瘍性大腸炎は、再燃と寛解を繰り返す難病のため、こういった悩みを持っている方々も少なくないかと思います。
実際に私が潰瘍性大腸炎を患っていた時、初めて入院して治療を行い、そのたった4ヵ月後には2度目の入院をすることになっていますので…
血便や腹痛がなくなっていたのにもかかわらず、それらの症状が復活することは非常に不安なことですし、なんとかしたいと考えるのは当然のことでしょう。
今回は、そんな潰瘍性大腸炎の再燃のきっかけや前兆・兆候について考えていこうと思います。
潰瘍性大腸炎を克服した体験談
私は19歳の時に潰瘍性大腸炎を発症し、ペンタサ・プレドニン・免疫抑制剤などの西洋医学の治療を約5年間受けてきましたが一向に寛解へ向かうことはありませんでした。
そんな時に安保徹先生に出会い、「薬に頼る治療」から「免疫力を高める治療」に移行した結果、現在は薬を飲まず約10年以上健康に過ごすことができています。
私が行った治療方法や安保徹先生が提唱する潰瘍性大腸炎が感知する仕組みは以下で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
\私がUCを克服した治療法です!/
※2020年10月現在も薬を飲まず、健康に過ごしています。
潰瘍性大腸炎の再燃症状についての注意点とは?
潰瘍性大腸炎の症状の再燃に関して、私が注意してもらいたいと考えていることは、
下血や腹痛の全てが「悪」とは限らないと言うことです。

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安保徹先生の著書にも記載されているのですが、病がもたらす症状というのは「人間の治癒反応」でもあると言うことなのです。
例えば、風邪を引いた時の症状として代表的なものが「高熱」です。
この「高熱」は悪い症状とされており、病院に行くと熱を下げる薬を処方されることも珍しくないかと思いますが、人間の体の中では、免疫力上げる(リンパ球を増加・活性化)ために、高温という症状が出るのです。
体温が高温に上がることにより、リンパ球が増加・活性化することによって、風邪の原因のウィルスを死滅させて、風邪は完治へ向かうのです。
潰瘍性大腸炎の症状でいうと血便や腹痛が挙げられます。
例えば、私が推奨している「食物繊維」を摂取して、一時的に血便や腹痛が酷くなる方もいらっしゃると思います。
それは、便の量を増やし、腸の蠕動運動を活発にさせてしまう「食物繊維」が起因しているものになります。
潰瘍性大腸炎では、大腸の中に潰瘍があるので、食物繊維によって便が増加し、蠕動運動を促進させられるので、一時的に症状が強く出ることもあるでしょう。
しかし、「食物繊維」を継続的に摂取していくことで、腸内環境は改善され、それに伴い潰瘍性大腸炎の血便や腹痛といった症状は、消えていくのです。
この「食物繊維」を摂取することによる「血便や腹痛」といった症状は悪でしょうか?
食物繊維を摂取して起こる「血便や腹痛」というのは、「治癒反応」だと私は考えています。
潰瘍性大腸炎の再燃のきっかけは?
次に再燃のきっかけについてです。
私は、潰瘍性大腸炎の再燃のきっかけは以下の二つだと考えております。
- 食生活
- 生活スタイル
食生活では、栄養バランスの良い日本食で食物繊維を積極的に摂取していること、動物性たんぱく質ばかり摂取していないことが重要です。
生活スタイルでは、睡眠不足や運動不足になっていないか等が重要であると私は考えています。
「当たり前じゃん、そんなの知っている。」
と言われるかもしれませんが、これがすべてであると考えています。
「でも、同じ潰瘍性大腸炎患者でも肉を食べても再燃しない人もいるけど?」
と思われる方もいるでしょう。
肉を食べても大丈夫な方というのは、腸内環境がしっかりと普段から善玉菌優勢の腸内環境に整えられた方ということです。
腸内環境が整っていれば、肉を1・2日食べたからと言って潰瘍性大腸炎が再燃するわけでもありませんし、腸内環境が簡単に崩れるということもまずないでしょう。
逆に再燃する方の特徴としては、
- 薬に頼って症状を止めているだけの方
- 薬を飲む以外は、生活習慣を改めていない方
薬に頼って症状を止めているだけの方は、ちょっとした要因で潰瘍性大腸炎を再燃しやすい方と言えるでしょう。
例えば、ちょっとお肉を食べただけとか、ちょっと好きなものを食べただけで、排便回数が急激に増えて、下血してしまうと言うことです。
もう一つは、薬を飲む以外に生活習慣を改めていない方です。
こちらも当たり前ですが、「治らないと言われている先生の治療」に従っているだけで、他に何もしていないわけですから、ちょっとした原因で再燃してしまうのは、想像がつくでしょう。
そして、この2つのパターンの方ですと、再燃の症状が重度に及ぶことが多々あるでしょう。
なので、もし自分自身に身に覚えがあるのであれば、食生活の改善・食物繊維を積極的に摂取すること、加えて青汁を始めるなど実践してみることをおすすめします。
再燃の兆候・前兆とは?

潰瘍性大腸炎再燃の兆候・前兆の一番は、下痢だと考えています。
しかも、下痢の中でも下痢をしたのにもかかわらず、「まだ出し足りないな」という残便感が残る下痢というのは、潰瘍性大腸炎再燃の兆候や前兆であると言えるでしょう。
そして、時期に排便回数が増加していき、下血や激しい腹痛という症状に見舞われていくことが非常に多いかと思います。
もう一つは、排便時の臭い、またはおならの臭いです。
こちらは、それほど緊急性のある前兆や兆候ではありませんが、放っておくと再燃を引き起こしてしまう可能性があると考えています。
排便時の臭いやおならが臭いと言う方は、腸内環境が良くない傾向にあります。
つまり、悪玉菌優勢の腸内環境になっていると言うことです。
ただ、前述の下痢の症状と比べると緊急性は低いものですので、排便時やおならが臭い場合は1週間程度、食生活を見直し、食物繊維を積極的に摂取する必要があるでしょう。
そして、重要なのはこれらの兆候や前兆に気づいたら薬を飲むと言うことではなく、食生活や生活スタイルを改善することが、潰瘍性大腸炎を完治に向かわせる治療なのです。
まとめ
今回は、潰瘍性大腸炎の再燃のきっかけ、兆候や前兆について考えてきました。
まず、潰瘍性大腸炎の血便や腹痛といった全ての症状を「悪」と考えるのは間違っているのです。
- 青汁や食物繊維たっぷりの料理を食べて次の日「下血・腹痛」が起きた
- 焼肉を食べて、次の日「下血・腹痛」が起きた
上記の二つは、「下血・腹痛」が起きたと言う事実は全く同じですが、症状の意味合いは全く違うのです。
まず、上記のような二つの症状を同じに考えるのはやめましょう。
そして、潰瘍性大腸炎再燃の前兆や兆候を感じた時は、不安や恐怖から病院の先生に相談して、何かしらの治療や薬を処方してもらいたいと考えてしまうでしょう。
しかし、病院の先生に相談したところで、病院の先生も薬を増やす、新たに別の薬を始めると言う治療方法しかありません。
それよりも、潰瘍性大腸炎再燃の前兆や兆候を感じた際は、「食生活の改善」、「生活スタイル」の見直しすることが、潰瘍性大腸炎の本当の治療であると私は考えております。
潰瘍性大腸炎再燃の前兆や兆候を感じて、不安な気持ちもあるかと思いますが、腸内環境を整えて、免疫力向上するために食生活・生活スタイルを改めて頂ければと思います。
2010年から約10年間以上、
私は”薬を飲まずに”健康に過ごしています。
※2020年10月現在も健康に過ごしております。
お陰様で健康を取り戻し、2018年には結婚し、幸せな家族を築くことも出来ました!
私は「腸内環境と免疫力」の重要性を一人でも多くの方に知ってもらいたいと考えております。
あなたは以下のような悩みを持っていませんか?
- 「ステロイドを減量することができない…」
- 「ステロイドの効果が得られなくなってきている…」
- 「免疫抑制剤を服用したくないが仕方なく…」
- 「潰瘍性大腸炎を完治させたい…」
- 「旅行に行けるようになりたい…」
- 「好きなものを食べれるようになりたい…」
そんな悩んでいる方々に是非試してもらいたいと考えております。
私が潰瘍性大腸炎を克服するために必要だと考えていることは、
「腸内環境を整えて、免疫力を向上させること」
潰瘍性大腸炎は決して治らない病気ではないのです。
↓私が9年間実践している習慣↓
※2020年10月現在もありがたいことに健康に過ごしています。