潰瘍性大腸炎の寛解の基準・定義とは?寛解時の症状や期間は?

潰瘍性大腸炎の治療で、最初に目指すところは「寛解」です。

原因不明とされている病のため、完治ではなく症状を止めるための「寛解」を維持することが現在の治療法ではゴールとされているのです。

ただ、寛解とはどんな状態になったら寛解と呼んでいいのでしょうか?

血液検査の数値が良くなったら?

血便が止まったら?

排便回数が減ったら?

腹痛がなくなったら?

潰瘍性大腸炎を患っている方でさえも、実際にどのようになれば「寛解」と言われている状態なのかを知らない方も多いと思います。

今回は、そんな潰瘍性大腸炎と寛解の基準について考えていこうと思います。

 

潰瘍性大腸炎の寛解の基準・定義とは?

 

潰瘍性大腸炎のガイドラインには、以下のように記載されております。

寛解期は血便が消失し、内視鏡的には活動期の所見が消失し、血管透見像が出現した状態。

<引用:潰瘍性大腸炎・クローン病診断基準・治療方針冊子より

血便が出なくなり、内視鏡で大腸内を確認すると健康的な大腸となっていることが寛解とされていますね。

ただ潰瘍性大腸炎の寛解基準として、一番難しいのが「軽症」「寛解」の違いについてではないでしょうか?

ちなみに、軽症は以下の通りとされております。

  • 排便回数:4回以下
  • 血便:あったり無かったり
  • 発熱:なし
  • 頻脈:正常値
  • 貧血:正常値
  • 赤沈:正常値

ガイドラインを見てみると軽症は、血便が出たり出なかったりする状態と言えるでしょう。

正直私は、この状態であればもう寛解と呼んでもいいと思いますが…

そして、「寛解の定義」を考えるのであれば、「生活に支障が出ないほどの症状」であれば潰瘍性大腸炎の寛解と呼んでも良いと私は考えております。

 

寛解時の症状は?

 

潰瘍性大腸炎の寛解期の排便回数・血便が少しでも出たら寛解ではないのか?そんなちょっとした疑問について考えていこうと思います。

 

排便回数は?

 

まず、排便回数について1日/1回と、少ない方が良いと考えている方もいるかもしれませんが、排便数回数はそこまで重要な要素ではないと考えています。

さすがに、20回以上というレベルに行けば話は別ですが…

そもそも、人間の一番健康な排便サイクルは1~3回と言われておりますので、決して1日1回じゃないからといって健康ではないという指標にはならないのです。

それよりも、便の状態の方がよっぽど重要です。

1日1回の排便だったとしても、毎回下痢気味で、悪臭のする便であれば、腸内環境が劣悪な状態であることが言えますし、さらには寛解しているからと言って便秘であれば余計に問題だと考えています。

それよりは、1日3回バナナ状の便が出る方がよっぽど健康的です。

なので、寛解期の排便回数については気にせず、便の状態を意識的に見る方が良いでしょう。

まれに、潰瘍性大腸炎の方で排便回数を正の字で数えている方もいらっしゃると思います。

実は、私も発症した当時はやっていたことがありますが…w

それをすることによって、気持ちの浮き沈みが生じているのであれば、その行為自体がストレスになりますので、まず排便回数を数えるのはやめた方がよいと私は考えています。

 

血便

 

寛解期の血便の有無についてですが、厳密に言うと血便が出ているのであれば、ガイドラインからすると、「軽症」に分類されるでしょう。

しかし、私は多少の血便があったとしても便の状態も良好に保たれているのであれば、寛解と呼んでいいのではないかと考えております。

なぜなら、安保徹先生いわく、多少血便があったとしても気にしない方がよいとされているからです。

その多少の血便を止めるために、ステロイドを増量したりする方がカラダ的にはリスクが高いと私は考えていますので。

便がバナナ状になっており、多少の血便であれば、寛解と言っていいのではないでしょうか。

寛解の維持期間について

 

続いて、寛解の維持されている期間についてですが、薬を服用しながら長い期間寛解状態を保っている方もいますし、1週間程度と言う短い期間で症状が現れる方など様々かと思います。

残念なことに、西洋医学の対症療法であるステロイド・免疫抑制剤などを使用した治療では長期間寛解させることは難しいと言われております。

ヒュミラによる治療を初めて1年後、約2割の患者さまが寛解を維持していました。

<引用:ヒュミラパンフレットより(P.14)

以前も当ブログでご紹介させていただいておりますが、潰瘍性大腸炎の治療薬であるヒュミラを使用し、1年後に寛解を維持できている方はたったの「2割」です。

つまり、残りの「8割」の潰瘍性大腸炎患者の方は再燃してしまうということです。

ただ、西洋医学の対症療法でも長い間寛解できている方が、稀に存在しているのも事実です。

なぜ、その方々は対症療法で維持できているのではなく、私はしっかりとした食事を摂取しているか否かだと感じています。

しっかりとした食事とは、潰瘍性大腸炎の低残渣食ではなく、当ブログでお伝えしている免疫力を高めるための食事です。

 

まとめ

 

今回は、潰瘍性大腸炎と寛解基準について考えてきました。

潰瘍性大腸炎の一番の目安は、血便・腹痛がなくなることが目安となっておりますが、血便が多少出ている状態でも、「生活に支障がない状態」であるのであれば、寛解していると言ってもいいのではないでしょうか。

そして、排便回数については神経質に考える必要はないです。それよりも、便の状態が何より重要と私は考えておりますので。

血便についてですが、形がある便についているような多少の出血であれば私は気にする必要はないと考えています。

それよりも、便が健康的な状態で維持されていることが何より重要ですからね。

そして、潰瘍性大腸炎の現在の治療では、寛解させることがゴールとなっておりますが、完治を目指すのであれば、寛解させてからがスタートです。

寛解から免疫力をさらに高めて、薬から脱却し、はじめて潰瘍性大腸炎が完治となると私は考えていますので。

 

2010年から約9年間、

私は”薬を飲まずに”健康に過ごしています。

お陰様で健康を取り戻し、2018年には結婚し、幸せな家族を築くことも出来ました!

私は「腸内環境と免疫力」の重要性を一人でも多くの方に知ってもらいたいと考えております。

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私が潰瘍性大腸炎を克服するために必要だと考えていることは、

「腸内環境を整えて、免疫力を向上させること」

潰瘍性大腸炎は決して治らない病気ではないのです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

タクロー

札幌市在住のタクローです。 19歳の時に潰瘍性大腸炎を発症。 安保徹先生の著書と出会い、「腸内環境と免疫力」の重要性を学び、今では潰瘍性大腸炎を克服することができました。 そんな経験を活かして、潰瘍性大腸炎に関する情報を定期的に配信しております。